アメリカでの妊娠⑦ グルコーステストで妊娠糖尿病発覚


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こんにちは、うしさんです。


前回から引き続き、ミシガンでの妊婦生活についてです。

今回は、妊娠中期(2nd Trimester)に行われる、グルコーステストを受けたときのことを書いていきます。


グルコーステストは、妊娠糖尿病があるかどうかを判断する検査です。

妊娠中はホルモンの働きにより、血糖値が上がりやすい状態になりますが、上がりすぎてしまうと、赤ちゃんに栄養分が行き過ぎてしまいます。

その結果、赤ちゃんが大きくなりすぎてしまったり、産まれてから血糖値の状態が不安定になってしまうなどのリスクがあるそうです。


日本での出産経験がないので比較できませんが、「ここが違う!」などあればぜひコメントで教えてください!



テストの結果先に書きます

結論を先に書くと、わたしは妊娠糖尿病と診断されました

なので、産前に2回、産後に1回グルコーステストを受ける羽目になりました。

ただこればかりは自分の身体の特性なので仕方ないですね。


テストのときだけ気を付けて、病気が隠れているのを見つけられないのは、赤ちゃんと自分のためにならないと思っていたので、特にテスト前の対策などもしていきませんでした。

(テスト対策はこの記事では紹介していません…気になる方は調べてみてください。)


この記事では、産前2回分のグルコーステストについて書いていきます。

産後のグルコーステストは、産後の検診時に行ったので、その記事で書くことにします。

大まかな流れは同じですが、身体の負担は全然違いました…!!



1回目のグルコーステスト

1回目のグルコーステストは、妊娠された方は24~28週に全員受けることになると思います。(日本でも同じくらいでしょうか?)


朝食は食べていいの?

血糖値の検査なので、前の検診のときに念のため当日の朝食はどうしたらいいか聞きました。

聞かなかったら教えてくれなかったような感じでした。アメリカですね。)

わたしの行ったクリニックでは、「朝食は取っていいけど、甘いものは避けてね」とのこと。

当日の朝は、血糖値が上がりやすい食べものは避けていきました。



どんな検査をする?

今回は1回目なので、50g/1時間の検査でした。

50gの糖分が入ったドリンクを5分以内に飲み切り1時間後に採血をして血糖値を測ります。


1時間待機することになるので、暇つぶしを持って行ったほうが良いです。

わたしは文庫本を持っていきましたが、クリニックでは診察する個室で待たせてもらえたので、iPadとかで動画を見ていても良かったかもしれません。

1回目の50g/1時間のテストでは、わたしは頭痛などがなかったので普通に暇していました(笑)


1時間後の血糖値が135を超えると、2回目のグルコーステストをすることになります。

閾値は病院によって違うこともあるようです。



ドリンクってどんなの?

クリニックではドリンクの味が選べました。

スプライト味、オレンジ味、フルーツパンチ味から選べ、わたしはスプライト味にしました。

スプライト味が一番甘さを軽く感じられるかな…と思い、3回ともスプライト味にしたので、どれがおいしいかは比べられません(笑)

味はただただ甘いです。若干炭酸が入っていて、少し飲みやすくなっているのかな?と思いました。



検査結果はいつわかる?

検査結果は翌日にはわかります。異常があった場合は病院から電話があるところがほとんどだと思います。


前述したとおり、わたしは妊娠糖尿病があったので…病院から電話がありました

1時間後の血糖値が135未満で正常値だったのですが、138ありました。(ぎりぎり!)

(正常値の範囲は病院によって異なることがあるようです)


なるべく早く2回目のグルコーステストを受けるように言われたので、翌週に2回目を受けることにしました。



2回目のグルコーステスト

2回目のグルコーステストは、朝食を抜いてくるように言われました。

また、3時間かかる検査なので、朝一(9時まで)での予約しか受け付けてもらえませんでした。


どんな検査をする?

2回目のグルコーステストは、100g/3時間の検査です。

まず空腹状態で採血をして、100gの糖分が入ったドリンクを5分以内に飲み切ります。

その後、1時間毎に採血をして血糖値を測ります。

わたしは注射が苦手なので計4回の採血は本当にイヤでした…


また、糖分100gはさすがに身体にこたえました。

1時間後~2時間半後くらいまで、めまいと軽い吐き気が続いてかなりつらかったです。

前回同様、個室で待たせてもらえたのでベッドで横になれたのでまだ良かったですが…

持ってきた暇つぶしは何も使いませんでした(笑)


この検査で4回採血をして、2回以上の数値が異常値だと「妊娠糖尿病」と診断されます。

わたしは検査で妊娠糖尿病があることが分かったので、診断後のことは別の記事で書いていきます。



診断結果と診断後は?

わたしが行っていたクリニックでは、正常値の範囲は以下の通りでした。

・1回目(空腹時)

正常値:95未満 うしさん:74

・2回目(1時間後)

正常値:180未満 うしさん:144

・3回目(2時間後)

正常値:155未満 うしさん:161

・4回目(3時間後)

正常値:140未満 うしさん:144


わたしは3回目と4回目で異常値が出てしまったので、「妊娠糖尿病」の診断がついてしまいました。


このときも病院から電話があり、総合病院の周産期センターを紹介されました。

周産期センターでの指導や食事制限などについては、別の記事で書いていきます。



おわりに

妊娠糖尿病を判定する2回のグルコーステストについて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。


最後に、周産期センターのドクターから言われたことを書いておきます。

「妊娠糖尿病はママの生活習慣や食べ物で防げるものではなく、ホルモンの働きのせい。あなたは何も悪くないのよ」


トラブルなしで妊娠生活を終えられれば何よりですよね。

でも私の場合は、テストをちゃんと受けて専門家に指導していただき、自分の身体に合った生活にしていくことができたので逆に良かったかなとも思っています。

日々の採血や食事制限などあり面倒ではありましたが(笑)


アメリカで妊娠中の方、グルコーステストを控えている方は、力を抜いて自分の身体を知るチャンスとしてテストを受けてこられるのも良いのではないでしょうか。


>>妊娠糖尿病と診断された後のことも、別の記事で書いています。





最後まで読んでいただきありがとうございます。何かの参考にしていただければ幸いです。


うしさん


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