アメリカのベビーカー事情 種類や予算感のざっくりまとめ 【2024年版】


タイトル画像


こんにちは、うしさんです。


アメリカのベビーカーシリーズの2本目は、主な人気ブランドやベビーカーの種類、予算感をざっくりとまとめます。

この記事で、大まかに「アメリカにはこんな感じのベビーカーがある」と把握していただけるかと思います。


アメリカは広く、ライフスタイルも多様なので、ベビーカーもたくさんの種類があります

赤ちゃんがいるとベビーカーはほぼ毎日・年単位で使うことなるため、気に入ったデザインと使いやすさが両立しているものが良いですよね。

お気に入りの1台を見つけるお手伝いになればうれしいです。



>>うしさん家でまず検討したのは「トラベルシステムにするかどうか。」

それぞれのメリット・デメリットをまとめた記事はこちらから。


>>うしさん家で実際にベビーカーを購入したときの検討リストはこちらから。

クルマ移動、ミシガンは路面が悪いことなども加味し、自分なりに色々検討していました。




アメリカのベビーカー 主な種類

トラベルシステム vs カーシート+ベビーカー

アメリカのベビーカーは、同じくほぼ必ず必要になるカーシート(car seat)と一緒に購入される方が多いと思います。


そのため、大まかには以下の2つに分類できます。

・乳児用カーシート+ベビーカー(=トラベルシステム)

Infant Car Seat + Stroller

・子ども用カーシート+ベビーカー

Convertible Car Seat + Stroller


「トラベルシステム」とは、乳児用カーシートとベビーカーが一体になっているタイプ。

カーシートは取り外しができ、ベビーカーにカーシートのまま乗せることができます。


また、「トラベルシステム」でもアダプタを購入すれば、別メーカーのカーシートを使えることもあります。

>>詳しくはそれぞれのメリット・デメリットをまとめた記事で。



カーシートがベビーカーにもなる”doona”

写真:DonnaメーカーサイトよりDoona + Car Seat & Stroller

Doonaのカーシートは、変形してストローラーとして使えるようになっています。

トラベルシステムでも、カーシート+ベビーカーでも車での移動中はベビーカーをトランクにしまっておく必要があります。

ですが、Doonaは車輪やフレームが折りたたむとカーシート型にうまく収まるように設計されています!


コンパクトなクルマに乗っている方や、トランクにはスペースの余裕を持ちたい方にはぴったりのモデルです。



複数子どもがいる家庭で人気の「ダブルストローラー」

「ダブルストローラー」とは、子どもを2人乗せられるベビーカーのこと。

双子や年の近い子どもがいるご家庭では、特に重宝されているようです。

ここでは、2024年時点でアメリカで販売されているダブルストローラーを具体的にいくつかご紹介します。


baby jogger “city mini GT2 double stroller”

写真:baby joggerメーカーサイトよりcity mini® GT2 double stroller

並列型のダブルストローラーのうち、ミシガンでよく見かけるのはbaby joggerです。

baby joggerらしい大きな車輪と丈夫さが特徴で、トレイルなどの凸凹道も走れる安心感があります。

赤ちゃん用+幼児用の組み合わせももちろん可能。



GRACO “DuoGlider”


 

写真:GRACOメーカーサイトよりDuoGlider™ Click Connect™ Double Stroller

こちらは縦列型。価格は手頃ですが、赤ちゃん用シートもしっかり取り付けられます。



組み合わせ自由自在な「モジュール型」(modular stroller)

「モジュール型」は、ベビーカーのフレームにカーシートなどのパーツを組み合わせていくタイプです。

子ども1人でも、2人でも使えるように設計されているので、ダブルストローラーよりはコンパクトなモデルが多いようです。

ここでは、2024年時点でアメリカで販売されているモジュール型ベビーカーを具体的にいくつかご紹介します。


UPPAbaby “Vista”

写真:UPPAbabyメーカーサイトよりVista® V2

モジュール型で売れ筋のモデルで、”The Everymom”の”Baby registry award”に選ばれています。

赤ちゃん用のカーシートや、トラベルコット(フルフラットのタイプ)も付けられるので、長距離の移動にも重宝しそうです。

バスケットが大きく、荷物の出し入れがしやすいのも使いやすいポイントになりそうです。



Cybex “Gazelle S”

写真:CybexメーカーサイトよりGazelle S

トラベルコットやベビー用シートなどを組み合わせて使います。

20通り以上もの使い方ができる上、見た目もおしゃれ。

毎日、長く使うモノなのでお気に入りの使い方を見つけたいですね。




アメリカのベビーカー 主な人気ブランド

ここからは、アメリカでベビーカーを販売している主な人気ブランドを、価格帯別にご紹介していきます。


なお、価格帯の分け方は最後に記述します。

詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。



低〜中価格帯のブランド

GRACO

アメリカのベビーギアブランドで最もメジャーなブランドの一つ。価格は比較的手頃ですが、カップホルダーなどうれしい機能がついているモデルが多いです。


chicco

こちらもよく見かけるブランド。使いやすさと丈夫さから選んでいる方が多いようです。カラー展開が多いのも魅力のひとつ。


Baby Trend

ストローラーワゴンやジョギングストローラーなど、「こんなの欲しかった」モデルが比較的手頃な価格で手に入ります。

ここのストローラーワゴンは特によく見かけます。


Maxi Cosi

量販店でよく見かける”Safety 1st”と同じ"DOREL JUVENILE"の扱いですが、”Maxi Cosi”は上位ブランドのようです。そのため、価格が比較的手頃な割に、カラーやデザインが凝ったものも手に入れられます。



中価格帯のブランド

UPPAbaby

ここまでのブランドから少し価格帯は上がりますが、大きなバスケットや保冷機能付き収納など、使いやすさのための工夫が多いブランド。

さまざまな賞を取っているモデルも多いです。


britax

英国王室御用達ブランド。実際に触ってみたときには、作りがかなりしっかりしている印象を受けました。

商品ラインナップがかなり少ないのが残念。


baby jogger

こちらもカーシート、ベビーカーともにしっかりしており、フードはSPF50+などお出かけ好きの家族にうれしい機能があるのブランド。

なお、ジョギング対応なのは”summit”シリーズのみです。



中〜高価格帯のブランド

nuna

おしゃれなデザインで人気のあるブランド。

日本人駐妻さんは持っている方が多い印象です。

ワンタッチでかなりコンパクトになったり、比較的軽いモデルもあるので、日本に帰ってからも使いやすいかも。


cybex

ドイツ発ブランド。日本でも軽量モデルが発売されており、おしゃれで機能的なので人気のようです。

アメリカで販売されているモデルは、自動でゆりかごのように揺れてくれたり、シートベルトのセンサーで赤ちゃんを見守る仕組みがあったりします!

他にはないハイテクブランドです。


BABYZEN YOYO

こちらもスタイリッシュなデザインのブランド。

フレームやシートを選んでカスタマイズし、オリジナルのベビーカーをつくることができます。カラー展開も豊富。

三つ折りにできるコンパクトさも人気の特徴です。


BOB Gear

個人的には「キングオブトレイル」と思っているブランド。

大きな車輪でどんなデコボコ道でも進んでいけそうなベビーカーが特徴的。アウトドア派や冬に雪が積もる地域の方には向いていると言えそうです。

実際にミシガン北部に旅行した際には、わりと見かけます。



カーシートを買う前に確認したいこと

ここからは、アメリカでカーシートを準備する前に最低限確認しておきたいことを2つ挙げてみます。


アメリカ出産の方は新生児対応かチェック

アメリカで出産すると、ほとんどの場合は病院から自家用車かタクシーで自宅に戻ることになると思います。

そのため、カーシートは新生児でも使えるタイプが必要です。

各カーシートで赤ちゃんの最低体重が設定されているので、ご購入の前に確認しておくことをおすすめします。



中古品は有効期限をチェック

カーシートなどをすべて新品で揃えようとするとなかなかの額になりますよね。

お知り合いから譲っていただける場合や、中古品で気に入ったものを見つけられる場合もあるかと思います。


その際、必ず確認していただきたいのがカーシートの有効期限

期限切れのカーシートを使用していると、罰金を取られる州もあるようなので、購入する前に確認しておきましょう。




おわりに

わたしはアメリカに来て1年ほどで妊娠したため、どんなベビーギアメーカーがあるか分からず、調べるのにもかなり時間を使った思い出があります。

今回まとめたブランドは、街で見かけたり友人が選んでいるものを中心にまとめてみました。


アメリカでベビーカー、カーシートを探している方、妊娠・出産を控えている・考えている方に届くとうれしいです。


最後に補足として、ブランドの価格帯の設定の仕方をまとめておしまいにします。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。



補足:価格帯の分け方

各ブランド2024年7月時点での下記商品を調査。

・トラベルシステム(カーシート+ベビーカーの2点セット)

・ベビーカー(単体)


それぞれの最も高額なモデル(フラッグシップモデル)の価格を比較する。

(価格帯の決め方は独断なので、幅を持たせた表現にしています。)

【ベビーカー(単体)】

・低〜中価格帯ブランド:〜$399.00

・中価格帯ブランド:$400.00〜699.99

・中〜高価格帯ブランド:$700.00〜


【トラベルシステム】

・低〜中価格帯ブランド:〜$699.99

・中価格帯ブランド:$700.00〜999.99

・中〜高価格帯ブランド:$1,000.00〜


この二つで価格帯が異なるブランドは、フラッグシップモデル以外の商品価格を確認し、独断で判断しています。





最後まで読んでいただきありがとうございます。何かの参考にしていただければ幸いです。


うしさん


Next Post Previous Post