駐在中に見たい名所、Kitch-iti-kipiを目指して【アッパーミシガン旅行記①】


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こんにちは、うしさんです。


アメリカに駐在で来られている方の多くは、8月のお盆時期は旅行シーズンですよね。

日本はお休みですが、アメリカは通常営業なので、アメリカ国内旅行にはもってこいの時期です。


息子こうしくんがまだ0歳。1歳になるまでは旅行はミシガン州内にすることにしています。

今回のお休みでは、ミシガンの中でも距離のある、アッパーミシガン(アッパーペニンシュラ、U.P.)に挑戦することにしました。


スペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖に囲まれ、手付かずの自然が多く残されているアッパーペニンシュラ。

その中でも、今回は以下の観光名所を巡る旅行になりました。


・Kitch-iti-kipi(キッチ・イチ・キピ)

 ミシガン最大の淡水泉。森に囲まれた神秘的で美しい緑の湖。

・Fayette Historic State Park(ファイエット歴史州立公園)

 かつて製鉄で栄えたゴーストタウンを中心とした公園。

・Pictured Rocks National Lakeshore(ピクチャード ロックス国立湖岸公園)

 スペリオル湖に面し、侵食によるユニークな地形が連なる公園。


この記事では、旅行の最初に訪れたKitch-iti-kipiについて書いていきます。

旅程や泊まったホテル、お土産屋さんもご紹介していきます。


わたしたちは8月のお盆時期に行きましたが、木々の葉っぱがほんのり色づき始めていたので、9月以降に訪れると紅葉でまた違った景色が楽しめそうです。




Kitch-iti-kipi観光日(2日目)の旅程

今回のアッパーペニンシュラ旅行は3泊4日

ですが、うしさんの住むノバイから、Kitch-iti-kipi近くのホテルまでは、片道約5.5時間。

なので1日目・4日目はほぼ移動日で、中2日を観光に充てる予定でした。


Kitch-iti-kipi観光日のざっくりした旅程です。


A:Manistiqueのホテルを出発し、B: Kitch-iti-kipiへ。

Cのカフェでランチを調達し、D:Fayette Parkへ。

E:Escanabaへ寄って、G:ホテルへ帰ります。


泉を囲む森の東側がひらけているので、Kitch-iti-kipiは午前中に、だんなうしリクエストのFayette Historic State Parkは午後に行く感じにしました。

>>Fayette Parkについての記事はこちらから。




泊まったホテル

旅行の1・2泊目は、Manistique(マニスティーク)にあるQuality Innにしました。

アッパーペニンシュラの宿はモーテルが多いのですが、まだこうしくんが小さいので設備の整っているホテルをとることにしました。


今回泊まったQuality Innは、建物は古いですが清潔で気持ちよく過ごせました。

ただエレベーターが無かった!

2階の部屋しかなかったので、荷物の多い赤ちゃん連れにはなかなか大変でした。




Kitch-iti-kipiへ

ホテルからKitch-iti-kipiまでは、約20分。

Manistiqueの街はミシガン湖に面する長い公園があるので、時間に余裕のある方は朝のお散歩も気持ちが良いかも。


Kitch-iti-kipiは、Palm Book State Parkという州立公園の中にあるため、入るには州立公園パスが必要です。

着いたのは朝10時ごろ。

まだ朝なので人はあまりいませんでした。


州立公園とはいえ小さい公園で、Kitch-iti-kipi以外にはトレイルなどもありません。

森の小道を行くと、エメラルドグリーンの泉が見えてきます。


Kitch-iti-kipiはミシガン州最大の淡水泉

“Big Spring””Mirror of Heaven”とも呼ばれ、11,000以上の内陸湖がある水の豊かなミシガンでも、その美しさから特に有名な観光スポットです。

毎分10,000ガロン(=約37,800L)の水が湧き出ているため、ミシガンの寒い冬でも滅多に凍らないんだとか!


余談ですが難読観光スポットでもありますよね。読み方は「キッチ・イチ・キピ」だそうです。


Kitch-iti-kipiは小道から見られるだけでなく、筏(いかだ)で水上からも楽しむことができます


筏は中央がガラスになっていて、澄んだ泉を底まで見ることができます

泉の水は透明すぎて、泉に住むお魚の影まで見えるほどでした!


筏はお客さんがハンドルを回して動かします。

みんなで交代で回すので、不思議な一体感があって楽しかったです。


静かな森に囲まれた、エメラルドグリーンの美しい泉。

朝の光が少し眩しかったですが、水面がキラキラ輝いて印象的な光景でした。




赤ちゃん連れでも行ける?

Kitch-iti-kipiは赤ちゃん連れにも優しい観光地です。

筏までの道はきれいに整備されているので、ベビーカーも小さなお子さんも歩きやすいと思います。


ですが、筏はあまり大きくないので、筏に乗るならベビーカーは邪魔になってしまいそうなので、置いて行った方が良いかもしれません。

実際、乗り合わせた赤ちゃん連れはみんな抱っこひもスタイルでした。

ちなみに、ペット連れもOKだそうです。


泉を見た後、ピクニックテーブルでミルク休憩するこうしくん。

空気の良いところで飲むミルクは美味しかったんじゃないかな。




お土産ショップもあります

Kitch-iti-kipi以外には公園らしいモノはあまりありませんが、お土産ショップがあったので立ち寄ってみました。


アッパーペニンシュラグッズがかなり豊富

可愛いキャップやマグカップが所狭しと並んでいました。


コーヒーなども売っていたので、旅程に余裕のある方はピクニックも良いかも。

ちなみに、公園の向かいにはダイナーがあるので、近場でランチを済ませることもできます。


朝10時ごろ着いて、Kitch-iti-kipiを見て、お土産やさん、こうしくんミルク休憩。

出発は朝11時ごろになりました。

着いたときは駐車場は空いていましたが、出発する頃には車列ができるほどでした。

行かれる方は早めに着いたほうがスムーズに回れそうです。


Kitch-iti-kipiについてのより詳しい情報は、"The Upper Peninsula"というwebサイトできれいで見やすくまとめてあります。ご興味のある方はぜひ。




おわりに

今回はミシガンのアッパーペニンシュラ旅行最初の観光スポット、Kitch-iti-kipiについて書いてみました。

ミシガンの中でも最も神秘的な場所の一つ。

日本からは気軽に行けないので、駐在中に行けて良い思い出になりました。



>>この日の午後はFayette Historic State Parkに向かいました。

製鉄で栄えた小さな町。今ではゴーストタウンとなっていますが、140年以上前の建物と美しい景色は残されています。


>>今回の旅行のメインはPictured Rocks。スペリオル湖に面した大きな国立公園です。赤ちゃん連れでも行けるポイントをピックアップして訪れました。





最後まで読んでいただきありがとうございました。何かの参考にしていただければうれしいです。


うしさん


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